優秀な大学を出て、希望通りの職業に就いた人が陥る罠、それが現状維持バイアス。受験でも仕事でも、自分の思い通りいかなかった人は、経験値として居場所を変える、環境を変えるということが自然に出来ますが、逆に長く一本道で最短で来た場合、自分の努力が足りないってなってしまい、壊れるまで頑張ってしまったり、鬱になったりもします。でも一番タチが悪いのは、その一本道で上手くいった人たち。彼らはこれこそがベストウェイであり、この通りやっていたら他の人もハッピー、これを得られない人は努力が足りないバカ、みたいになってしまいます。実は経団連のメンバーの方々はこういう人たちの集まりではないか、と思ったりしています。あとは省庁ですね。
この文脈とは関係ありませんが、現状維持バイアスについて面白い記事を見つけたので共有しておきますね。
やる気が出ない一日を変える「心理学的な手法」
書店で問題集を買う→ 家に帰り、張り切って取り組む→3日間くらいはやる→数十ページやったところで面倒になる→また明日でいいやとなる→やる気が起きなくなり問題集を開きさえしなくなる→問題集を買ったことを…
自分も現状維持バイアスの囚人だなと自覚しつつ、4年に1度は強制リセットをかけて自分を厳しい環境に追い込まないと成長はないなとも思っています。もちろん家族を路頭に迷わせないリスクヘッジをした上で、ですが。
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