朝井リョウ「死にがいを求めて生きているの」

読書

(Google AIサマリーより)

「死にがいを求めて生きているの」は、朝井リョウさんの小説で、植物状態の青年と献身的な友人を中心に、現代社会の歪みや若者が抱える傷、そして祈りを描いた物語です。

作品概要

著者:朝井リョウ
内容:植物状態の青年・智也と、彼を見守る友人・雄介の関係を通して、現代社会で生きる様々な人々が抱える孤独や葛藤が描かれます。
テーマ:毎日の繰り返しに疲弊する看護士、人間関係に悩む転校生、注目を集めようともがく大学生など、交錯する登場人物たちの姿が、現代社会に潜む「平成という時代の闇」を浮き彫りにします。
「死にがい」の意味:物語では、登場人物たちがそれぞれが抱える見えない傷や、存在意義を求めて足掻く様子が描かれ、それが「死にがい」という言葉の象徴となっています。

読了。タイトルにドキッとするけど、大丈夫です。ファンタジー要素もありつつ、若者の葛藤を描いた青春小説でした。中心に描かれている堀北雄介の生き方から目が離せませんでした。友人や周囲と関係を作りたくて、一目置かれたくて新しいネタを探し続ける。それが今の自分を見ているみたいで胸が締め付けられました。

今、自分探しというか、退職後に向けた自分の新しい居場所探しをしているんですよね。会社名に支えられた生きがいはもうすぐ終わるから。それで活動領域を広げているというか、昔の友人と連絡を取ったり、新しいことを始めてみたりしてます。でも新しいこと自体、それが本当にやりたいことかというと、そうではないことに自分が気づいている。会話のネタでしかなかったり、ちょっと面白そうだからやってみただけなんですよね。それを見抜かれつつ、そんなことやらなくてもいいんだよと言ってくれているみたいで癒されました。

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